2015年10月31日土曜日

列車の墓場


 ウユニ市街にあるホテルを午前9時半に出発して、車で走ること約10分。

 広大な平原の中で、車が停まると、そこには朽ちかけた古い列車がたくさん置かれていた。

 ここは「列車の墓場(Cementerio de Trenes、セメンテリオ・デ・トレネース)」と呼ばれる観光ポイント。


 内陸のウユニ(ボリビア)から、チリの港まで、塩や鉱物を運んでいた蒸気機関車や貨車が、ずらりと放置されている。


 蒸気機関車から、ディーゼル機関車へと時代も変わって、不要になったからここに放置しておいたんだろう。それがいい具合に朽ちてきて、いい風情をかもし出している。


 でっかい車輪が、どんとそのまま置かれていたりする。


 さらにはブランコまで設置されている。


 ボリビアからチリへ、物資を輸送する鉄道は今も使われているんだそうで、どこまでもまっすぐに伸びる線路は、ピカピカと輝いている。

 列車が通るところを見てみたいなあ、と思っていたんだけれど、我われが過ごした二日間で、列車に出会うことはできなかった。残念!

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