さっき釣れたピラニア5尾とクビウ2尾は、夕食のときにフライにして出してくれた。
フライにして、ブラジル・レモンを搾りかけるだけなんだけど、これがうまいっ!
臭みはまったくなくて、味わい(コク)が深い。ちょっと骨っぽい小イワシの天ぷら(シコ天)といったところか。
アマゾンの魚には、本当にハズレがないなあ。これまで食べたどれも美味しい。
実は今日は、「ピラニア釣り」と「夕食」との間に、「サンセットツアー」が予定されていたんだけれど、 空の下のほうが曇っていて夕陽が見えないため中止になった。
するとN口さんが、「もうすぐ国際宇宙ステーション(ISS)がこの上空を通過します」と教えてくれた。
天体好きのN口さんのiPhoneには、ISSの現在位置を追跡するアプリが入っていて、iPhoneのカメラを空に向けると、ISSの軌道と、通過予定時刻が表示されるのだ。
そして、予定どおりの時刻に、ISSが現れたけど、小さいなあ!
しかも、ものすごく速い。見る見るうちに天空を横切っていく。
なにしろ約90分で地球を1周するので、1分あたり約4度ずつ移動する。秒速約7.7km(時速約27,700km)だ。
夕陽は見えなかったけど、ISSを見ることができたのは良かったなあ。
19:30、夕食開始。今回も主菜としては、牛肉、鶏肉、そしてアマゾンの魚が並んでいる。
今回のアマゾンの魚はスルビン(surubim)。英語ではタイガーショベルノーズフィッシュと呼ばれる、高級ナマズだ。
このスルビンがまた、クセがなくてうまい。
米マクドナルドのフィレオフィッシュは、この魚の身を揚げているそうだ。
アマゾンの魚、おそるべしだなあ。本当に、どれも美味い。
飲み物はいつものように、最初のビールのあとは、ずっとカイピリーニャ。
実はこのカイピリーニャも、もとはと言えばアマゾン先住民の飲み物だったそうだ。
彼らはカシャーサにブラジル・レモンを搾り入れて飲んでいた。(←これは、現在、我われが屋台「シュハスキーニョ・バイアーノ」や、「ガレート・ペキン」で飲んでいるカシャーサの飲み方と同じだ。)
この飲み方を、ヨーロッパ人は「カイピラ(caipira)」と呼んでいた。カイピラというのは田舎者(いなかもの)という意味だ。
これをカクテルとして完成させたものが、現在の「カイピリーニャ(caipirinha)」なんだって!
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