2015年4月28日火曜日

カショーホ・ケンチ

煮込みソーセージ

 社員食堂の朝食で出てくる煮込みソーセージ。

 このソーセージは、ホットドッグなどに入っているのと同じような、ごく一般的なソーセージで、塩っけも強くなくて食べやすい。

 ブラジルではホットドッグのことを、カショーホ・ケンチ(cachorro quente)という。

 カショーホは「犬」、ケンチは「熱い」。

 春巻のことを、英語でスプリング・ロール(spring roll)と呼ぶのと同じように、英語をそのままポルトガル語に直訳したような名称なのがおもしろい。

 ちなみに英語とポルトガル語は名詞と形容詞が逆になる。

 英語はホット・ドッグ(hot dog)と「犬」が後ろだけど、ポルトガル語はカショーホ・ケンチ(cachorro quente)で「犬」が先にくる。

 日本料理屋も、英語だとジャパニーズ・レストラン(Japanese restaurant)だけど、ポルトガル語はヘスタウランチ・ジャポネーズ(restaurante japonês)となるのだ。



朝食: 煮込みソーセージ(salsicha ao molho、サウシーシャ・アオ・モーリョ)、クスクス(cuscuz)、チーズパン(pão com queijo、パン・コン・ケージョ)、スイカ(melancia、メランシア)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。

 ブラジル・ソーセージ(linguiça、リングイッサ)はとても塩辛いんだけど、普通のソーセージ(salsicha、サウシーシャ)は、ホットドッグなどに入っているのと同じような、普通のソーセージだ。


昼食: 豚ロースと玉ネギの炒め(copa lombo acebolado、コパ・ロンボ・アセボラード)、黒豆煮(feijão preto、フェイジョン・プレート)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、パパイヤ(mamão、ママォン)、アセロラジュース(suco de acerola、スーコ・ジ・アセローラ)。

 このところ、豚肉がやわらかくて食べやすいなあ。食べ始めてしばらくしたところで、二つある主菜の両方ともが無くなった様子。

 ブッフェレーンからずらりと続く行列がピタリと止まって進まなくなった。

 3分たち、4分たち、待ち時間が5分になったころ、行列に並んでいるみんなが、お皿をナイフで叩き始めた。

 チャンチャカ、チャンチャカ、大きな音が食堂全体に響く。

 この音はきっと厨房にも聞こえているだろうなあ。

 さらに3分ぐらい待ったところで、「ゴメン、ゴメン」みたいな感じで、やっと主菜が出てきて、いつもの食堂に戻った。


夕食: 夜はO田桐さん、T内さん、F村さんと4人で、レシフェ中心街にある韓国料理の店、「ブルゴギ(Burgogui)」へ。今日は店の看板メニューであるプルコギに徹する。

 まずはそのプルコギ(1セット2人前が71.70R$、2,924円)を2セット注文して、飲み物は、「ボヘミア(Bohemia)」(ビール小瓶、6.50R$、265円)をもらう。

 O田桐さんやT内さんは、月に1回ぐらいのペースで、この店に来ているとのこと。

 「薄切りの牛肉で、牛丼のような食べ方ができるのは、ここしかないからねえ」というのが、その最大の理由。

 こっちのスーパーには、ブロック(かたまり)の肉や、ステーキ風に切ったり、ストロガノフ風に切ったりした肉はあるけれど、薄くスライスした肉はないのである。

 キムチや、砂糖醤油で甘辛く味付けた落花生も、この店ならでは。

 プルコギの肉だけをさらにもう1セット(2人前の牛肉が55.70R$、2,271円)追加して、飲み物は砂糖抜きのカイピロスカ(caipirosca、10.90R$、445円)に切り替える。

 カイピロスカというのは、カイピリーニャ(caipirinha)のカシャーサをウォッカに代えたもの。

 前回は、韓国焼酎のボトルをもらって飲んだんだけど、これは高くつくのでやめたほうがいいんだそうな。

 なにしろ375mlの小瓶が59.70R$(2,435円)もする上に、アルコール度数が18度ぐらいしかないので、ひとり当たり2本ぐらいはすぐに空いてしまう。

 すると、それだけでもう120R$ほど(5千円弱)と、高額になってしまうのだ。

 1時間半ほどの滞在。プルコギ2セット、追加肉1セット、ごはんのおかわり1杯(8.50R$、347円←これも高いなあ! この値段は、本当はごはんや味噌汁、落花生、小芋、キムチ、もやしナムルのセットの値段だ。今回はごはんだけをおかわりしたんだけど、それと同じ値段になっていた)、小瓶ビール10本、カイピロスカ5杯で、お勘定は327.10R$(13,339円)。

 サービス料も含めて、ひとり90.00R$(3,670円)ずつ、4人合計で360.00R$(14,681円)の支払いとした。

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
会社の退勤時間
韓国料理「ブルゴギ」
ブルゴギ鍋
この4種にライスが付く
出されたプルコギ用の肉を
まずはプルコギ鍋で炒める
ちょっと焼けたら周辺のタレに
それを上段に戻してできあがり
サンチュに巻いたり
ごはんにのせていただく。
本日のメンバー
〆にカイピロスカ

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