2015年4月10日金曜日

シンフォニア・マリーチマ

モケッカ・シンフォニア・マリーチマ

 モケッカ(moqueca)は、ブラジルを代表する海鮮料理のひとつ。

 もともとは、ブラジル北東部(バイーア州)発祥の料理なんだけど、今はブラジル全土で食べることができる。

 そのモケッカの中でも、一番おすすめなのが、シンフォニア・マリーチマ(sinfonia marítima)というタイプ。

 シンフォニア・マリーチマは、直訳すると「海辺のシンフォニー(交響曲)」。

 モケッカは、その具材によって、エビ(camarão、カマラォン)、タコ(polvo、ポウヴォ)、魚(peixe、ペイシ)などの種類がある。それらすべてのミックスがシンフォニア・マリーチマなのだ。(すべてのモケッカに、貝やイカなどは入っている。)

 シンフォニア・マリーチマは、店独自の呼び方ではなくて、どこの店でもそういう名称になっているようだ。

 水は使わずに、ココナッツミルクだけで煮込んでいくのが特徴。

 他ではなかなか食べることができない、ブラジルならではの味だ。


朝食: 豚腸詰(linguiça calabresa、リングイッサ・カラブレーザ)、クスクス(cuscuz)、チーズパン(pão com queijo、パンォ・コン・ケージョ)、メロン(melão)、カフェオレ(café com leite、カフェ・コン・レイチ)。ブラジル風の豚腸詰(リングイッサ)は、5ミリぐらいの厚さにスライスして、少量の玉ネギと一緒に炒めたものが出される。これがけっこう塩っ辛い。この腸詰が一切れあると、クスクスがどんどん進む。イカの塩辛で、ごはんをかっ込んでいるようなもんだな。豚腸詰以外の、もうひとつの主菜は牛ひき肉煮(carne moida、カルニ・モイーダ)。どっちかを選ぶようになっている。

昼食: 煮込み(cozido、コジード)、ピラォン(pirão)、ライス(arroz、アホース)、スパゲティ(macarrão espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(salada)、スイカ(melancia、メランシア)、カシュージュース(suco de caju、スーコ・ジ・カジュー)。金曜日は煮込みの日。今日はコジードだ。いつものコジードは、白いフェイジョアーダ(feijoada)みたいな感じなんだけど、今日のは違う。なんだか肉々しているし、見た目も茶色。このタイプの煮込みは初めてだ。これもうまいなあ。ブッフェレーンには茶豆煮(feijão mulatinho、フェイジョン・ムラチーニョ)とピラォンが並んでいたので、ピラォンを選んだ。ピラォンは魚介系のブイヨン(出汁)に、キャッサバ芋の粉を入れて練ったもの。煮込み以外の、もうひとつの主菜は、鶏肉のグリル(frango grelhado、フランゴ・グレリャード)だった。

夕食: 同じアパートのS田さん、N西さんと3人で、すぐ近くにあるレストラン「ガイアムン・ジゲンチ・プライア(Guaiamum Gigante Praia)」へ。うちのアパートには、本来は10人の日本人社員が住んでいるんだけれど、たまたま今は、そのうちの6人が一時帰国中。残った4人で一緒に食事に行くことが多いのだ。ちなみに今日は、「外食しよう!」と決まるのが遅かったので、T内さんはすでに夕食の準備済み。残る3人での外食となった。まずは生ビール(7.00R$、275円)をもらって乾杯し、前菜に「タコとエビのガーリック炒め(mix de polvo e camarão ao alho óleo)」(70.00R$、2,750円)、主菜にはモケッカ(moqueca)の「シンフォニア・マリーチマ(sinfonia marítima)」(95.00R$、3,730円)を注文したら、けっこう待たされて、両方が一緒に出てきた(ガックリ)。この店の料理は、それぞれ3人前ぐらいあるので、これで十分。というか、これでも3人で全部は食べ切れなかった。最後にデザート代わりにモヒート(mojito、10.00R$、390円)をもらって2時間弱の滞在。サービス料が10%ついて、お勘定は269.50R$(10,600円)。ひとり90.00R$(3,540円)ずつでした。(本日のレート:39.31円/R$)

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
「ガイアムン・ジゲンチ」で生ビール
タコとエビのガーリック炒め
ライス(arroz、アホース)
ピラォン(pirão)
ファロッファ(farofa)
モヒート(mojito)

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