2015年3月3日火曜日

ピトゥは貧乏人の飲み物?!

ピトゥの青汁割りで千葉産落花生

「自宅ではどんなお酒を飲むんですか?」

 同じ会社のブラジル人社員にそう聞かれて、

ピトゥ(Pitû)を飲むことが多いです」と答えると、

「えっ! ピトゥは貧乏人の飲み物ですよ。美味しくないでしょう」

 と、思いっきり驚かれた。

 ピトゥ(←銘柄のひとつ)も含むカシャーサというのは、サトウキビから作られたブラジルの蒸留酒。

 ラムや黒糖焼酎と同じようなものだ。(カシャーサやラムは40~45度ほど、黒糖焼酎は25~30度ほど。)

 ピトゥの値段は、1リットル瓶が6~7R$(250~290円)と、確かに貧乏人でも手が出やすい。

 私がお酒を飲み始めたころ(昭和50年代前半)の日本もそうだった。

 焼酎は貧乏人のための飲み物だった。(学生だった私も、当然、貧乏でした。)

 初めて東京に出てきた昭和の終わりごろになっても、まだ焼酎は安酒で、ホッピーだって、まだまだビールの代用品のように言われていた。

 それから30年。いまや生ビールよりホッピーのほうが高い店だってあるし、焼酎は乙類はもちろん、甲類だって、「まずい」とか「くさい」と思うような焼酎はない。

 以前、レシフェの街は、『昭和40年代の日本と、現在の日本とが、時間を超越して同居しているような、そんな感じ』ということを書いたが、カシャーサに関しても、昭和40年代の日本に似ているのかもしれない。

 あと40年もすると、このピトゥも、ものすごく洗練された、すばらしいお酒になってるかもね。

「このピトゥ、昔は貧乏人の飲み物って言われてたんだよ」

 そんな話ができる日が来るとおもしろい。


朝食: 煮込みソーセージ(Salsicha ao Molho、サウシーシャ・アオ・モーリョ)、クスクス(Cuscuz)、山芋(Inhame、イニャーミ)、チーズパン(Pão com Queijo、パン・コン・ケイジョ)、バナナ(Banana)、カフェオレ(Café com Leite、カフェ・コン・レイチ)。社内サイトのメニューでは、ポルトガル・ソーセージ(Salsicha à Portuguesa、サウシーシャ・ア・ポルツゲーザ)の予定だったのに、実際に出てきたのは煮込みソーセージだった。両者の違いは、ソーセージをカットしているかどうか。ひと口大にカットして煮込んだものがポルトガル・ソーセージで、カットしないで丸ごとのソーセージを煮込んだものが煮込みソーセージだ。バナナはちょっと青くて甘みが少なかった。

昼食: 豚ロースのグリル(Copa Lombo Grelhado、コパ・ロンボ・グリリャード)、黒豆煮(Feijão Preto、フェイジョン・プレート)、ごはん(Arroz、アホス)、スパゲティ(Macarrão Espaguete、マカホン・エスパゲッチ)、サラダ(Salada)、パパイヤ(Mamão、ママオン)、ブラジル産プラムのジュース(Suco de Unbu、スーコ・ジ・ウンブー)。今日のジュースは、ブラジルに来て初めての「ウンブー(Unbu)」。なんだろう?と思ってググってみると、ブラジル産プラムなんだって。酸味がとても心地よい。選ばなかったもう一つの主菜は牛肉と野菜の煮込み(Picadinho com Legumes、ピカジーニョ・コン・レグメス)だった。

夕食: 千葉産落花生とチーズパン2個をつまみに、カシャーサ「ピトゥ(Pitû)」の青汁割りを2杯。カシャーサもさることながら、パンがうまいんだ。このパン、フランスパン(Pão Francês、ポン・フランセーズ)なんだけど、本場フランスや日本で食べるフランスパンとは違うもの。表面はそんなに固くなく、中もふんわりとしている。軽い塩味が、お酒にもよく合うんだ。

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食
夕食兼つまみのチーズパン

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