2014年8月5日火曜日

おもしろいフォークの持ち方を発見


ブラジルの食事では、肉類などのいわゆる主菜と、穀物(ごはんやクスクスなど)や芋類などを一緒に食べることが多い。

そうするとちょっと困った問題がある。

フォーク(ガルフォ)の持ち方です。

普通、フォークを持つときは、フォークの背のほうに人差し指を置いて、突き刺すようにして料理をいただきますよねえ。

肉を食べる場合はこれでいいんです。

ごはんも、日本のごはんのように粘り気があるものであれば、フォークを持ち替えなくてもなんとかフォークの背にのせて食べることができる。

ところが、ブラジルのごはん(アホス)やクスクスなどのように、パラリとした料理は、フォークの背にはのらないんですね。

だから、肉を切ったり食べたりするときと、ごはんやクスクスを食べるときで、いちいちフォークを持ち替えないといけない。

こういう食事が、たまのことなら、あまり気にならないのですが、一日3度、毎食毎食となると、なんだかめんどくさい。

なにかいい手はないかなあ、と思っていたら、先日、たまたま食堂で目の前に座った、ブラジル人の若いおにいさんが、とっても気になる食べ方をしていました。

フォークの持ち方は、左の写真のとおりで、フォークの背を左(腹を右)にして持って、フォークの側面のところに人差し指を添えます。

右手のナイフ(ファッカ)は、歯を下にして、ナイフの背の側に人差し指を置いているから、フォークとナイフの違いはあれど、左右が対称のような持ち方になります。
 
で、肉を切ったり食べたりすときは、左手をちょいと内側にひねる。

するとフォークの背が上を向いて、肉を刺したりしやすい状態になります。
 
クスクスなどの、パラリとした穀物を食べるときには、逆に左手をちょいと外側にひねってやる。

すると今度はフォークの腹が上を向いて、クスクスなどがすくい取りやすい状態になるんですね。

その日から、さっそく私もそのやり方を実践しています。

「食事中に、何度も何度もフォークを持ち替える必要がない」

言ってみれば、たったそれだけのことなんですが、たったそれだけのことで、ずいぶんと食事が楽になるから面白いですよねえ。

朝食: ポルトガルソーセージとクスクス、チーズをはさんだフランスパン2個、バナナ1本、砂糖なしのカフェオレ。パンは抜く予定だったのに、社員食堂のおばちゃんに勢いよくパンとバナナを差し出され、うっかり受け取ってしまった。朝から満腹である。

昼食: チキングリル、煮豆かけごはん(フェイジョン・コン・アホス)、サラダ、フルーツジュース、スイカ。野菜たっぷりの昼食にしようと、ダイエットレーンに並んだものの、最後の主菜のところで、社員食堂のおばちゃんが、お玉に2杯もチキングリルを盛ってくれたので、朝に続いて、昼も満腹である。

夕食: 牛肉炒めとクスクス、目玉焼き、ポルトガルスープ、そしてミネラルウォーター。朝、昼がたっぷりだったので、夕食はポルキロレストラン(量り売りの大衆食堂)で、グンと少なめにした。ポルトガルスープは、クリームシチューのような感じだった。お勘定も7.18R$(325円ほど)と、いつもよりも安かった。

社員食堂の朝食
社員食堂の昼食

ポルキロレストランの夕食

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